ー愛にこんがらがる若者たちのサバイバル群像劇ー
16歳の一年だけ自転車競技をやってまして。そこで知った「エリミネーション(※)」。「どれだけ長く生き残れるか」を争うレースなのですが、周回ごとにやってくる”共存”と”排除(エリミネイト)”の熾烈な駆け引きに人間模様のようなものを感じて。今作は、当時、眠れないほど興奮したあの光景にインスパイアされて恋愛劇として描く「まだゴールちゃうんか?まだ続くの?」というラブコメディです。
今年で、劇団は18年。何度もゴールテープを切った気でいました。が、まだまだ道半ばのようで。「え、まだこれからやん!」ってことばかりで。そんな自分たちにも重ねて、すべては舞台で。ご期待ください。
(作・演出/村上慎太郎)
※エリミネーション=一周or二周ごとに最下位の一人が脱落し、最後まで生き残った者が優勝する「どれだけ長く生き残れるか」を競う自転車競技のレース。排除という意味もある。
夕暮れ社 弱男ユニット
2005年京都造形芸術大学在学中の村上慎太郎を中心に結成。作風としては、俳優が80分間転がり続けたり、土嚢袋をひたすら投げたり、人を繰り返し手運びしたり・・と、一つの演出趣向を凝らしつつ、恋愛観や死生観などをテーマにした作品が多い。過去には、2008年 次代を担う新進舞台芸術アーティスト発掘事業「CONNECT vol.2」大賞、2017年 第24回OMS戯曲賞最終選考ノミネート、2019年 関西演劇祭審査員特別賞などがある。
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